ホームベースまで400km以上ある始球式

史上初の国際宇宙ステーションからの始球式が予定されているそうな…。
高度約400kmの軌道上にある宇宙ステーションからですから、最短距離で約400km。
しかも、宇宙ステーションの速度は時速28000km(秒速約7.9km)ほどですので、超高速で移動しながらの投球となります。
投げて仮にホームベースまで届いたとすると球速はどのくらいになるのでしょう…。
計算してみました(ただし遊びの計算なので実測とは大きく異なります。)
ボールの重さを145gと仮定します。
(メジャーリーグのボールの重さが直ぐにわからなかったので、日本の公認野球規則に基づき141.7g 以上 148.8g 以下の中間を取っています。)
空気抵抗係数を0.12とします。
(地表付近の0.24と宇宙空間の中間を取っています。高度が高いほど空気抵抗値は低く、宇宙ステーションから大気が存在する域までの距離があり、大気圏突入時の角度なども全く無視しているため抵抗値はとても適当です。)
重力加速度を4.9m/s^2とします。
(地表近くの概算値1G(9.8m/s^2)を単純に1/2しました。高度により重力は当然異なりますので、この値も宇宙ステーションの重力(0.000001G)から投球されるということで、遠心力と重力がほぼバランスの取れた状態ということで0Gとしています。)
ホームベースまでの距離を直線最短とし400kmで想定して計算すると…。
(本来はきっちり真上からの投球はありえないと考えられるので距離は確実に数倍は長くなります。)
5208秒(約87分)後に時速277kmでホームベースにたどり着く計算になりました。
てか、まず大気圏突入したとたんに燃え尽きるだろうけど…。
面白いことをやってくれますね。
※くれぐれもこの計算と値を信じないようにしてください。
全てを単純に平均化して計算していますので、正しくありません。
本来なら自分の投球時の移動速度、手から離れた瞬間のホームベースからの正確な距離と角度、天候による大気の密度や風の予測、投球されたときの発射速度、大気圏突入までの時間および距離・角度などからその抵抗値などたくさんの要素が必要です。

MLB=ヤンキース─レッドソックス戦、史上初の宇宙で始球式

コメント

  1. マー君 より:

    もし・・・隣の家に落ちたら、
    どないなるんでしょうね・・・。
    もしかして・・・大惨事?_

  2. TOSH より:

    マー君>
    あたらなければ小さいですし大丈夫じゃないでしょうか・・・?
    でも、なんで隣の家なんでしょう(笑)