日本初の有人宇宙施設「きぼう」の船内保管室部分を載せたスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げに成功しましたね。
とりあえず良かったと思います。
あと2回の打ち上げで2009年にすべての実験棟が組み立てられる予定だそうです。
しかし、ちょっと心配なのはお金・・・。
JAXAが宇宙開発に使える予算概算は補助金などを足して約2000億円、どんだけ多く見積もっても約2500億円程度だと思われます。
この実験棟の年間維持に必要だといわれている金額が約300億円、国際宇宙ステーション(ISS)の参加国として日本が負担する年間維持費が約800億円程度、これだけで1100億円程度の費用が年間必要になります。
もちろんそれ以外にも宇宙開発は行っているわけで、今の日本の持つメインのH-2Aロケットもこれからも新しい衛星を打ち上げるためにも製造する必要があるでしょうし、その改良や研究が必要で現在打ち上げられている気象衛星や観測衛星、通信衛星等も維持メンテナンスの費用が必要です。
新しい宇宙技術開発などを考えると「きぼう」のプロジェクトでこれだけ予算を取られてしまうときっと他の部門は予算が結果的に削られてしまうことになると思われます。
現在稼動しているものは止めてしまう訳にも行かないですし、減らすことも出来ないでしょうし、苦しめられるのは結局民間であったり下請け会社の従業員だったりするんでしょうね。
国に金がないのはわかるけど資源も何も無い日本、こういうところにお金をしっかり使って技術を維持し築き上げていかないと将来本当に何にもない国になっちゃうような気がします。
将来自分達の子供や孫の世代ためにもっと教育や技術開発・研究にお金をかけてもいいんじゃないのかなって思うのは僕だけでしょうか?
コメント
資源のない日本は技術で食べている国です
税金さん>
そうですね。
だからこそこの技術を失わない工夫と努力が必要だと思っています。